人が生きていくためには、食べ物から栄養を摂取し続けなければいけません。体が必要とする栄養素は、タンパク質・脂質・炭水化物（糖質）・ビタミンそしてミネラルです。

その中でもミネラルに関しては、体内で合成することができませんので、飲食物から摂取する必要があります。ただ、食生活によっては不足しやすい栄養素であり、食事の内容を工夫することが大切です。

一口にミネラルと言っても種類があり、日本では13元素が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象となっています。

代表的なものは、カリウムやマグネシウム、カルシウム、食塩に含まれるナトリウムなどです。

ミネラルを摂取する際に、気をつけなければならないのがバランスです。ミネラルは拮抗作用が働くもので、単体を過剰に摂りすぎると、他のミネラルの吸収を妨げたり、体外への排出を促したりします。

例えば、カルシウムを過剰摂取するとマグネシウムが不足する、リンの過剰摂取では反対にカルシウムが排出されやすくなります。

そのため、サプリメントで単体を体内に入れることは、特定のミネラルを過剰摂取する状態になり、他のミネラルが上手く吸収できなくなるのです。かえってミネラル不足を招くことがあるため、バランス良く摂取する必要があります。